北京市西城区は26日、同区の「十二五(第12次5カ年計画)人口発展計画」(2011-2015年)を発表した。同区は5年後をめどに、一部機関・企業で24時間勤務を実施して「終日西城」を構築する方針を打ち出した。「昼間単一ピーク勤務」を「終日勤務」に変更することで通勤時間帯を広げ、交通渋滞の緩和を図るのが狙い。「北京晨報」が伝えた。
「計画」によると、西城区は世界各都市の昼夜人口分布の特徴に適したサービスメカニズムを構築、「終日西城」を実現する。区内全域の就業を「昼間単一ピーク」から「終日協調」モデルに転換、人口の流入保障メカニズムの構築を模索し、人口需要の変化に合わせて各部門の連動サービス能力を高め、全天候型サービスの完成をねらう。
これについて同区計画出産委員会担当者によると、現在、西城区政務サービスホールは24時間体制でサービスを提供しており、今後は一部の機関・企業も終日勤務となり、24時間体制のオンライン勤務あるいはホットラインサービスを提供する。既に建設用地選定が進められている西城区「人口・家庭サービスセンター」も完成後、24時間開放する。
「計画」はさらに、条件が成熟すれば、西城区は「時差出退勤」を「柔軟性のある出勤日」とし、スクールバス・通勤専用バスなど准交通機関を増やし、区内への流入をよりスムーズにし、区民・区内で働く市民の合理的な通勤時間および通勤距離を保障するとしている。
「人民網日本語版」2011年9月28日