上海地下鉄事故体験者の声 人がドミノ倒しに

上海地下鉄事故体験者の声 人がドミノ倒しに。 9月27日午後、上海地下鉄10号線で追突事故が発生、救急隊員が現場に駆けつける…

タグ: 上海,地下鉄,追突事故

発信時間: 2011-09-28 10:44:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

9月27日、救急隊員が上海地下鉄10号線の事故現場で救助に当たる

9月27日午後、上海地下鉄10号線で追突事故が発生、救急隊員が現場に駆けつける。500人余りの乗客が停車位置から1キロ先の駅まで歩いており、60台以上の救急車が負傷者の輸送に当たっていた。この事故の体験者によると、事故発生前16号車両は何度か止まっていたが、乗客はまったく衝突するとはおもっていなかった。事故発生時、双子がおなかにいる妊娠28週目の妊婦が座っていたところから3メートル投げ出されたが、検査によると母子共に無事だという。

現場で

先行車両は車体が斜めに

事故発生後15時頃、この16号車両に取材をしたところ、連結部分の変形が激しく、脱落箇所が多く見られた。車体が衝突時に傾斜しており、車内を歩いていると気分が悪くなるほどだ。尾部の運転室は2カ所の窓ガラスが全て割れ、車内は大量の血液とガラス片が散乱していた。

16時頃、16号車両が老西門駅ホームまで移動してきた。この車両はゆっくりしたスピードで衝突したため、大きな損傷がなく、本体の動力系統は使用可能で自力で駅まで移動できたことがわかった。

ドミノ倒しのように人が重なる

上海地下鉄追突事故が発生した時、現場では多くの乗客がウエイボー(ミニブログ)で中国最悪のこの地下鉄事故の状況を投稿していた。

14時45分、「上海地下鉄10号線で追突発生!現在豫園路駅と老西門駅の間に停車中」15時04分、同じアカウントから「座れていてよかった。立っていた人はみんな倒れている。まだ停車中、先頭車両のほうから煙」

別のアカウントから「猛烈な衝突の後、地下鉄の中は泣き声でいっぱい」「大きな音の後、ドミノのように人が倒れていった」

体験者の声

500人以上の乗客が現場から出発

救護活動

事故発生後、すぐに救急隊員が現場に駆けつけた。

15時頃、消防隊員について現地へ取材に行く。老西門駅ホームから10分程度早歩きで行くと事故現場に到着した。現場では、消防隊員の兵士たちが、担架で運ぶ人、重そうな解体工具を手にする人、1キロ近い距離を移動しながら救護に当たっていた。この時、事故の先行車両である16号車両の先頭運転室がこじ開けられた。車高が高く、作業員は窓から地面まで臨時の通路を作って乗客を避難させていた。

車両の中には重傷者がいて、地上で救護を待っていた。負傷者は乗客はお互いに声を掛け合い、助け合っていた。起きあがれない乗客には誰かが付き添い、救援を待っていたと話していた。

線路には、自分で歩ける乗客が連れ立って線路沿いに歩いてホームに向かっていた。衝突した地下鉄に乗っていた乗客はやや離れた老西門駅まで非難するほかなく、高齢者の多くはホームに到着した時には疲れきっており、ホームの座席で一休みしてから帰宅していた。車両内には負傷者が多く、消防隊員はホームと事故現場を南海も往復しており、厚い消防服の生地が汗でびっしょりになっていた。

16時になってやっと、上海地下鉄のオフィシャルサイトで今回の事故車両から500人を越える乗客が全員駅を離れたと報道があった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月28日

 

 

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