「『完治する見込みはほぼない。3-6カ月が関の山だろう』と医者から告げられた」----。
米電子機器大手アップルのスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)は2005年6月14日、米スタンフォード大学で、自らの病状について初めて口を開いた。
この時、手術を受けてから1年が経とうとしていた。元気そうな様子で人々の前に姿を現したジョブズ氏は手術を受けた当時を振り返り、「死に最も近づいたときだった。今後数十年間もそうあり続けてほしい」と語った。
しかし氏の願いはかなわなかった。
2003年 膵臓(すいぞう)がんが発覚。
2004年 がんの手術を受けたことを告白。
2005年 スタンフォード大学でがんとの闘病について語る。
2008年6月9日 iPhone3Gの発表会にやつれた姿で出席。
2008年9月9日 新型iPodを発表。病状がさらに悪化。
2009年1月14日 病気療養のため休職。
2009年6月23日 肝臓移植を受ける。
2011年1月 再び休職。
2011年3月2日 新型iPadを発表。
2011年8月24日 体調不良を理由にCEOを辞任。
「人民網日本語版」2011年10月9日