長年の海外留学組、帰国後「スネかじり族」に

長年の海外留学組、帰国後「スネかじり族」に。 長年の海外留学組、帰国後「スネかじり族」に 「海外帰国組」のうち、中国国内で職に就けないでいる人々は、「海待(海外待機組=海外から帰ってきて、就業できる日を自宅で待つ人々)」と呼ばれている…

タグ: 帰国,留学,就業,就職活動

発信時間: 2011-10-21 14:14:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

長年の海外留学組、帰国後「スネかじり族」に 「海外帰国組」のうち、中国国内で職に就けないでいる人々は、「海待(海外待機組=海外から帰ってきて、就業できる日を自宅で待つ人々)」と呼ばれている。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。

王芬芬さん(女性)は、高校時代にオーストラリアに留学、8年間現地で学んだ。2年前、一身上の都合で瀋陽に戻った。その後、結婚相手は見つかったが、仕事はずっと見つからないままだ。数日前にも、月給5千元の証券会社での仕事を友人から紹介されたが、王さんはやはり乗り気になれなかった。王さんは18日、「瀋陽に戻ってからの2年間、両親が私のことを養ってくれました。留学に家のお金をたくさん使ったこともあり、仕事を見つけて、1日も早く『スネかじり族』の身分を返上したい気持ちで一杯です」と記者に打ち明けた。

▽「海外帰国組」が就職できない2つの理由

王さんの話は特別なケースのように聞こえるが、実は「海外帰国組」にとってはよくあることだ。求職にまつわる、より極端な話はいくらでもある。これは「海外帰国組」が国内での就職活動で、満足な報酬が得られ、自分の専門を生かせ、働きがいのある仕事を求めることが決して容易ではない現実を反映している。「海外留学」という華々しい経歴を持ちながら、国内の就職事情に疎く、自分の強みや欠点を十分に認識していない彼らの就活は、決して思い通りには進まないようだ。

「海外帰国組」の就職が難しい理由は、主に2つあると考えられる。まず、就活に必要な情報の不足が、「海外帰国組」が自分に合った職を得ることを難しくしている。海外留学期間がかなり長かったため、中国国内の事情がほとんど分かっていない「浦島太郎」状態の人もいる。海外で業務経験がある人でさえ、国内の状況に疎いため、求職ポストの職責を十分理解できず、求職時に困難にぶつかることも多い。2番目の理由として、高い希望報酬が挙げられる。国内の物価レベルについても良く知らない彼らが、国内の各種業界・各種職種の報酬レベルについて理解していないことは言うまでもない。彼らは、面接試験の段階で報酬や待遇の問題で行き詰まることが多く、最終的には仕事に就くチャンスをみすみす逃してしまう。

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