▽職に就けない「海外帰国組」の6タイプ
職に就けない 「海外帰国組」は、以下の6タイプに分類できる。
(1)海外での学業をキチンと終えて帰国した「正統派」
彼らは、就業ポストに対する期待があまりにも高く、様々なことにケチをつけすぎるため、結果的に職を得られない。このタイプの人々は現在増加しており、世間の注目を浴びている。彼らの特徴は、「志の高さ」にあり、収入が低い仕事は「自分の才能を埋もれさせる」と考えている。
(2)何かにつけ前職と比べる「比較派」
過去に就いた仕事と新しい仕事をいつも比較し、前の仕事より良くないと思われる場合は、決して新しい仕事に就かないタイプ。彼らの特徴は「元カレ(カノジョ)コンプレックス」をずっと抱き続けており、「高望みもかなわず、さりとて低きにも甘んじたくない」状態にある。
(3)職場になじめない「不適応派」
仕事に対して過度に緊張し、職場環境になじめず、人間関係も上手く行えず、「再び学びたい」などの理由で自ら離職するタイプ。彼の特徴は、就いていた仕事を自ら捨て、その後、「休養」や「学業復帰」の道に進むケースが多いことだ。
(4)起業を夢見る「起業幻想派」
強烈な起業意欲があるものの、具体的な目標や計画を設定することなく、ただ夢想しているだけの若者もいる。彼らは、たとえ起業しても成功せず、他人に仕える「アルバイト稼業」もやりたくないと思っている。
(5)頻繁に職を替える「転職派」
海外帰国組の中には、ひっきりなしに仕事を替える人がいる。転職はもはや習慣性になっており、あちこちの職場を渡り歩き、ついには社会を「漂う」存在になる。高い学歴と実力を頼りに頻繁に仕事を替えるが、新しい仕事に就くたびに、「何かが違う」と辞めてしまうことが特徴だ。
(6)両親に甘やかされた「スネかじり派」
両親から甘やかされ、生活の面倒を見てもらっている人達。一人っ子で、両親には子供を養える経済力があり、急いで職に就く必要がないのが特徴で、典型的な「スネかじり族」だ。
「人民網日本語版」2011年10月20日