北京市社会科学院が23日に発表した「2010-2011年北京市発展報告」によると、北京市民の2010年の平均通勤時間は45.04分で、5年前と比べると7分間増加した。中国新聞社が報じた。
同報告の概要は以下の通り。
北京市は2010年4月、時差通勤制度を導入したが、これにより、交通渋滞は緩和されるどころか、ラッシュの時間帯が長引き、渋滞時間帯もそれにつれて長引くという結果を招いた。
交通渋滞は、北京にとって都市管理プロセスの一難題だ。市政府はここ数年で、ナンバープレート末尾による通行制限、自動車新規購入の制限制度、市バス専用道・専用レーンの設置など各措置を続々と発表したが、北京の交通渋滞は依然緩和されないままだ。
統計データによると、2010年の北京市民の通勤手段で最も多いのは公共交通機関(地下鉄、市バス)で、自転車、自家用車、徒歩が続いた。同年の平均通勤時間は45.04分と、2005年に比べ18.53%長くなった。
職住分離によって、北京市民の通勤時間は明らかに長くなり、通勤のやり方や手段に大きな変化が発生したと結論づけられる。
「人民網日本語版」2011年10月24日