ハロウィンに向けた仮装用の衣装、道具、マスクが最近、各店舗の目に付く場所にディスプレイされている。なかでも、ショッキングな本物そっくりの血生臭いホラーグッズが、人目を引きつけるために店の入り口に飾り付けられている。広州・徳宝交易広場のある店主によると、これらのハロウィン用品のうち、大型のハロウィン飾りを買いに来るのは一部の企業という。細々した商品は、主に外国人が買いに来るが、広州市民も買っていくという。かぼちゃのランタン、白いお化けの服、変装用グッズなどがよく売れ筋商品だそうだ。広州日報が報じた。
親と子供がハロウィン仮装用衣装を選ぶ姿が目につく。といっても、多くの親は、品選びには極めて慎重だ。広州ジャスコで子供がつける変装用マスクを選んでいた黄さんは「子供の友達が怖がらないかと心配です」と漏らした。
心理カウンセラーの黄家良氏は、中国、特に中国人の子供にハロウィンはそぐわないと指摘する。「ハロウィンという祝日を中国人が知るようになって、まだ日が浅く、理解にも乏しい。この祝日の意味を良く分からないまま、ただ欧米の真似をしているだけだ。迷信という点から言うと、良くないものを迎え入れても、それをどのように追い払うかを知らないのでは良くない」。また人を怖がらせるホラーグッズは、子供が小さいほど心理面のダメージは大きいため、彼らの目に触れさせるべきではないと警告。親は子供にマイナス影響や心の傷を与えぬよう、ホラーグッズや精霊マスクなどを買って帰ることは控えるべきとした。
「人民網日本語版」2011年10月27日