中国人民大学とEUの科学研究関連機関は30日、「中国人の対EU観」プロジェクトの研究結果を発表した。これによると、「欧州が好き」と答えた人は全体の74%に上った。新京報が伝えた。
中国人の欧州に対する好感度は74%、欧州の住民に対する好感度は78%に達し、EUがロシア、米国、日本など各国を抑えて欧州が好感度トップに立った。
中国人の間で知名度が高い欧州の有名人に関する調査の結果、上位3人は順次、ナポレオン、レーニン、マルクスだった。また、中国人は欧州の民主思想や環境保護策を高く評価していた。欧州以外に評価が高い国はロシア。日本に対する中国人の好感度は最も低くわずか38%だった。
しかし、欧州に関する中国人の知識は限られたもので、EUには27カ国が参加していることを知っている人は10%にも達しなかった。
調査の結果、欧州に対する中国人のイメージは全体的にかなり高いが、中国に対するEUの態度に対しては、やや批判的な味方を示していることが判明した。中国国民がEUに対してマイナスの見方をしている主な原因は、市場経済における中国の地位をEUが認めようとしないことにあった。
「人民網日本語版」2011年10月31日