世界の多くの国では、ポルノ業界は社会に大きな問題をもたらしている。中でも結婚、家庭への打撃が深刻だ。日本でもこのような例はあるが、最も深刻なのは結婚・家庭面ではなく、青少年の道徳観の崩壊だ。AV撮影に参加すれば短時間で相当の収入が得られる。日本の女性の多くはこのような収入を得ることを嫌がらず、中にはハードな普通の仕事に就きたくない人もいるという。
日本では不況により競争が激しくなり、売上も落ちている。AV業界も近年、極端に暴力的だったり、より変態的な作品を出さざるを得なくなった。社会道徳の崩壊が伺える。さらに、このような激しい競争によりAV女優から抗議の声が上がっている。彼女達は生計を維持するため、これまで拒否してきた変態的な作品を撮影しており、中には撮影中に幻覚剤などの薬物を服用して精神が崩壊する人まで出ているのに、収入は以前に及ばないという。
近年、日本のAV女優たちによる抗議活動が後を絶たない。また関連の学術機関の統計によると、性産業の普及により日本の青少年の性の低年齢化は隣国よりもはるかに進んでいるが、多くの人が結婚には興味がないという。これは日本の少子化に影響する大きな公害と言われている。(薩蘇著「与鬼為隣」より抜粋)
「人民網日本語版」2011年11月10日