11月11日、年に一度の「光棍節(シングルデー)」を迎えた。今年は2011年であることから、「世紀の神棍節」とも呼ばれている。同日、海を隔てた日本ではこうした習慣はないが、日本のオタク君らは恥ずかしがり屋で普段は彼女がいないことをなかなか口に出せないが、この日は彼らが好きな女性に告白する日となった。また、日本の若いカップルはこの日に靴下を送り合う。「シングルデー」とは逆で、11月11日は日本の「 ペアーズデー」でもある。
日本では、11月11日を「ポッキーデー」と呼ぶ。ポッキーは日本の江崎グリコが出しているおやつのこと。お隣の韓国の影響を受け、日本のオタク君らは11月11日の「ポッキーの日」に、好きな女の子に告白するようになった。2月14日と同じく、日本の若い男女はこの日にポッキーをプレゼントし合う。中国のシングルデーが日本では「 ペアーズデー」になっているのだ。
日本では「シングルデー」はないが、一部の団体などが「2つの11」にかこつけてお見合いイベントを主催、独身に別れを告げたい男女に出逢いのチャンスをつくった。
日本では11月11日は、若い男女の「カップルデー」、オタク君らの愛の告白の日だけでなく、「もやしの日」、「電池の日」、「靴下の日」でもある。
「もやし」の日「1111」が4本のもやしが並んでいるようにみえることから、「もやしの日」と名付けられた。
「電池の日」も日本乾電池協会が1986年に制定。その由来がおもしろく、11月11日を漢字で書くと「十一十一」で、電池の「プラス・マイナス・プラス・マイナス」に似ていることから、「電池の日」とされた。
「靴下の日」については、その理由は不可解だが、非常にロマンチックだ。日本には「日本靴下協会」という団体があり、1993年、同協会は毎年11月11日を「靴下の日」と定めた。理由は変だが、二足の靴下を並べると「1111」に似ているからだという。11月11日は毎年唯一、月日の数字が対で重なる日であることから、同協会は恋人たちにこの日に靴下を送り合うよう提案。それ以来、日本ではこの日を、中国の「シングルデー」とはまったく逆の「ペアーズデー/恋人たちの日」と呼ぶようになった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月14日