HSBC(匯豊銀行)が14日に発表したグローバル調査の結果によると、諸外国と異なり、中国大陸部では、家庭で「財務大臣」を担当しているのは妻の方が多く、6割以上の女性が「財布の紐を握っている」ことが明らかになった。新京報が伝えた。
「家計に関する決定権を持つのは誰ですか?」 との問いに対し、調査対象となった大陸部女性の63%が、「自分が財布の紐を握っている」と答え、男性より5ポイント高かった。 一方、中国以外の国・地域では、財布の紐を握っているのは夫の方が多かった。世界全体では、65%の男性が家計決定権を持ち、女性の53%を上回った。
調査によると、「日常の家計支出管理を行っている」と答えた女性は世界全体で37%に達し、男性をやや上回った。中国大陸部の女性に限って見ると、この割合は38%、中国の男性より高かった。また、中国大陸部の半数以上は「夫婦双方が家計に関する責任を共同で担っている」と答えた。
匯豊人寿(HSBC Life)の老建栄・最高経営責任者(CEO)は、「中国大陸部では、妻が日常的な家計支出を管理している以外に、より大きな家計プランを練る上でも主要な役割を果たしている。中国の都市化発展が加速するにつれ、中国女性の教育レベルや社会進出の度合いもどんどん高まり、家計プランにおいて彼女らが握る決定権も拡大し続けている」と指摘した。
今回の調査は、世界17カ国・地域の住民1万7千人を対象に行われた。このうち、中国大陸部の調査対象者は1千人以上。
「人民網日本語版」2011年11月15日