最近、高級ぜいたく品として有名なブランド・エルメスから新商品の男性ハイネックセーターが売り出された。値段は3.4万元(40万円相当)、1990年代によく見られた一般的な編み方のセーターだ。
武昌市に住む女性が教えてくれた。エルメスのセーターに刺激され、最近夫に似たような模様のセーターを編んだという。手間賃を入れなければ、毛糸代は80元(960円相当)だった。「デザインもクラシックで、編み方も一般的なもの」と彼女は言う。この編み方は、よくいわれるところの縄編みで、メリヤス編みと裏メリヤスを交互に編むだけ、自分の好きなように少し工夫すればできた。
エルメスの超高価なセーターについて、彼女は高いのは材質やデザインだろうという。作業自体は簡単でたいした時間もかからない。彼女の技術は特別うまくはないが、このエルメスデザインのセーターを編むのに仕事が終わってからの時間を使って1週間でできた。しかもたったの80元だ。
エルメスのクラシックなセーターは販売開始から、ネット上で瞬く間に編み方やデザインの説明がでて、模造品も出てきて、編み物愛好家の間で今年の流行となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月16日