芸者学校は日本の静岡県熱海市の奥まったところにある。入り口には灯籠が掛かり、芸者の演目が掲げられている。華やかな和服を着た女性が厳かな顔つきで灯籠の下で出迎えてくれた。お稽古なので芸者の特有のあの濃い化粧はしていない。簡単な挨拶の後、彼女たちのお稽古が始まった。臨時に建てられている舞台がお稽古の施設すべてである。
稽古の内容は新しい舞踊劇「花之舞」だった。抽象的に温泉の里の文化が表現されている。現場には2人の男性の先生もいた。彼らの指導を受けながら、芸者たちは時に一列に並び、動きは軽いもの、重いものがあり、拍手、足を踏むなど、すべての踊りの動きが終わるまで半時間以上もかかっていた。