国家インターネット情報弁公室ネットニュース宣伝局によると、最近ネット上に流れた「新疆ウイグル自治区出身のHIV感染者が食べ物に血液を混ぜて人々をウイルスに感染させている」との情報について、関係当局はデマであることを確認。デマをでっち上げ、広めた者複数を法にのっとり治安拘留に処した。
当局の調査によると、このデマは河南省洛陽市の李某(男)が故意にでっち上げ、携帯電話のショートメッセージを通じて広めたもの。デマを受信した鄭州市のある会社の職員・戚某(女)がQQのチャットグループに転送したことで、インターネット上で広まった。公安当局はこの2人を始め、デマをでっち上げ、広めた複数人をすでに法にのっとり治安拘留に処した。公安当局は11月11潤オ16日に、新疆ウイグル自治区石河子市の木某、ウルムチ市の劉某、イリ・カザフ自治州の張某、バインゴリン・モンゴル自治州の甘某の4人について、ショートメッセージ、マイクロブログ、QQグループなどを通じてこのデマを大量に転送したとして、法にのっとり治安処罰を科した。最近ネット上に流れた「武漢市の女子大生が就職活動時に腎臓を切り取られた」「玉渓市でM8.6の大地震が発生」「黔西県で子どもが腎臓を強奪された」「海南省の女子学生が酔わされた上輪姦された」などの情報も調査の結果、全てデマであることを確認。当局は現在、デマをでっち上げた者の責任を追及しており、法にのっとり処罰する方針だ。
同局の担当者は「ネット上でデマをでっち上げ、広めるこうした行為は社会道徳に違反するのみならず、ネットの秩序を撹乱し、社会公共利益も損なうものだ。ネット上でデマをでっち上げ、広める者はネット上の情報配信の正常な秩序を破壊し、社会公共環境を損なう『集団に害を及ぼす者』であり、無数の大衆は彼らを深く憎んでいる」と指摘している。
「人民網日本語版」2011年12月4日