日本人女性はもう「クリスマスケーキ」でも「年越しそば」でもない！
日本人女性はもう「クリスマスケーキ」でも「年越しそば」でもない！。 「負け犬の遠吠え」は日本の独身OLの生活を描いたベストセラーで30万冊を売り上げた。作者の酒井淳子は「今の女性は適当な男性とは結婚しない」と述べている…
タグ： 独身,結婚,未婚化
「負け犬の遠吠え」は日本の独身OLの生活を描いたベストセラーで30万冊を売り上げた。作者の酒井淳子は「今の女性は適当な男性とは結婚しない」と述べている。実際、今の日本人女性は気軽に男性と深い仲になることはない。日本というこの「矛盾民族」の「解放と保守とが矛盾している状態」と同じく、日本社会の性文化は世界の先端にあり、AV産業も非常に発達しているが、不思議なことに性行為未経験の女性の比率も大幅に増加している。
日本の国立社会保障・人口問題研究所が最近発表した「出生動向基本調査」という報告によると、18歳から34歳までの女性で彼氏がいない人は49.5％を占め、性の経験がない人は38.7％に達しているという。これは若い女性の4人に1人処女がいるということだ。この調査は2011年6月から日本全国で840の地域を無作為に抽出し、7073人が回答した。調査結果には信頼性がある。
調査によれば、意外にも日本では「童貞」も増加している。日本社会は「未婚化」現象だけでなく、「無性化」の傾向もはっきりしてきているようだ。日本の若者の「結婚せずセックスせず」を人々は不思議に思っているが、実際、その原因はさほど理解しにくいものではない。反対に、日本社会の一面を反映している。女性は更に自立、自主、勇敢に個人の生活を求め、依然のように男性に屈服し、体と引き換えに生きる糧や家庭の安定を求める必要がなくなったからだ。
1980年代、25歳までに結婚していない日本人女性は「クリスマスケーキ」と呼ばれた。クリスマスケーキは12月25日までに食べ終らないと、ゴミ箱に捨てられる。今、人々は31歳までに結婚しない女性を「年越しそば」と呼ぶ。日本では大晦日にそばを食べるのが伝統的な慣わしで、12月31日の夜に食べる人がいなければ捨てられることになるという意味だ。しかし、今の日本人女性は自身の権利意識に目覚めた。
伝統的な観念では「家庭」は安定を獲得する象徴だった。男性が家庭の生活圧力に対する責任主体であり、女性はただ「家をしっかり守る」の役割を演じて、家で子供の教育をし、家事をすればよかった。「結婚しないブーム」が拡大している情況で、これまでの伝統的な観念は消えつつある。今の若い女性はもっと多くの自身の価値を考えるようになり、男性中心のイメージがある多くの業界も女性に門戸を広げている。男性が外、女性が内という伝統はすでに崩れたといってよい。
日本人女性の「結婚しないブーム」の根本原因は、女性の教育レベルの向上だ。もし、日本人女性の独立自主の意識が、西欧のフェミニズムや現実的な生存環境により覚醒されたもので、結婚しない女性に精神的活力を与えているのだとすれば、高等教育の普及が彼女たちに現実的な力強いサポートを与えたことになる。高等教育は多くの女性に高学歴を授けただけでなく、それに伴う高収入と高地位も与えたのだ。
関係データによると、手厚い教育を受け学歴が高い女性ほど、晩婚あるいは結婚しない可能性が高くなっている。特に、結婚した女性の中には、多くの既婚の女性がフルタイムで仕事をしながら、変わらず重い家事負担を強いられているため、心身が疲れ果てていることをみて、更に結婚から遠のく選択を固めることになる。
日本のメディアは最近、製造業と建築業の衰退にしたがって、日本人男性はすでに就職市場の「寵児」ではなくなった。しかし、女性は就職の主力として、医療、保健業界に募集される人数で急速な伸びを見せている。英通信社・ブルームバーグ提供のデータによると、日本の製造業と建築業の社員の70％は男性で、今後10年間で400万の人員削減が計画されている一方、医療保健業界の写真の74％は女性で、ここ3年間で日本のすべての業界の中で人員増加がもっとも急速で16％の伸びとなっている。
日本の「東京新聞」12月28日の報道によると、日本の家庭では、今、社会の役割交代を経験している。多くの家庭で妻と娘が、家計のほとんどの収入を得るようになった。社会の役割の転換により、日本人女性は多くの主動権を掌握するようになり、自分が自分の主人になり、以前のように男性にこびへつらう必要がなく、経済的に力がなくなった男性は夜の生活でも自信不足になりがちだ。
日本の男性たちは考えを変え、女性のごきげんを取ることに努力すべきときが来ているようだ。さもなくば予測では、2050年には日本の総人口は1億人になり、その時には日本は十分な労働力が得られない情況になるといわれている。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2012年1月4日
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