1月3日、武漢長江工商学院の大学院受験自習室の中で、肩を並べ受験勉強をする学生の恋人たちの姿が見られた。大学院受験が迫り、同校は自習室に「恋人専用席」を設け、学生たちの利便性を高めている。武漢晩報が報じた。
情報によると、同校は大学院試験の実習室で、座席指定制を実施している。大学院受験を控えた生徒たちは、一人一枚のナンバープレートを持ち、その番号に従い自分の席につく。同校の図書館情報コンサルティング部の彭寵主任は、「学生の実際の需要に応じ、席を手配する。席を手配する前に、図書館職員は学生の基本情報に目を通し、専攻が同じ学生を同じ席にする。寮の寝室が同じ、もしくは恋人同士であるなどし、同じ席に座る必要がある場合、出来る限りその需要を満たすようにしている」と述べた。
「毎日いっしょに受験勉強をし、支えになっています」同校のEコマース学院の張敏さんは、ボーイフレンドと同じ学校を受験予定だ。「わたしたちは恋人同士ですが、今やまるで戦友のようです」
席を同じくし受験勉強する恋人たちは、他の学生の邪魔にならないだろうか。同校の図書館の葉勝軍副館長は、「現在まで受験勉強を続けてこられた学生の意志は固い。恋人同士が共に受験勉強に励めば、助け合いの効果が生まれる。現在、自習室は受験ムードでピリピリしている。他の学生の邪魔になっている場合は、すぐに警告をし適切に処理する」と説明した。
「人民網日本語版」2012年1月4日