法制晩報1月12日の報道によると、2011年ハリウッド映画は中国市場でよい成績を収めた。合計17編の輸入映画の興行収入は1億元を超え、中でも「トランスフォーマー3」「カンフー・パンダ2」「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」と「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」の興行収入はすべて4億元(約48億円)を超え、輸入映画の中国市場の興行収入の最高記録を更新した。
だが、絶対的な興行収入よりも、もっと重要なのは中国での興行収入が世界の興行収入に占める比率である。これは中国市場が徐々に日本に取って代わり、ハリウッドにとって世界一の海外市場となったことを意味している。
1998年にジェームズ・キャメロン監督の「タイタニック」が中国で公開され、人気になり中国での興行収入は3.6億元にまで上ったが、この記録は11年後「トランスフォーマー2」に更新された。当時「タイタニック」の世界興行収入は18.43億ドルで、当時の為替レートでは中国の3.6億元は世界ではわずか2.4%しか占めていなかった。
2010年「アバター」の中国国内の興行収入は2億ドルを超えて、それまでの2位だった日本を抜き、中国は「アバター」で米国に次ぐ世界第二位の市場となった。「アバター」の世界の興行収入は最終的に25億ドルを超えたが、それでも中国はわずか8%だった。
しかし、2011年になると「トランスフォーマー3」の中国での興行収入は11億元を超えて世界の15%を占めるようになり、「カンフー・パンダ2」では6億元超え、世界の14%を占め、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」の興行収入はたった2.28億ながら、世界の17%を占めた。
2011年中国映画市場で、5編の輸入映画の興行収入が世界の比率の10%を超えた。ハリウッド映画は世界の100余りの国家と地域で公開されているが、中国だけで10%の興行収入を達成しており、中国市場の未来が見える。