ゲームセンターが若者だけの場ではなくなっている。近年、ゲームセンターで遊ぶお年寄りの姿を良く見かけるようになった。お年寄りはゲームセンターを「暇つぶし」や「老化防止」、「友達作りの場」として活用している。
高齢化が進み、ゲームセンター業界もこの「シルバー市場」に注目、お年寄り向けのサービスや製品を次々と打ち出している。
暇つぶし
東京の木場に住む68才の男性は7年前に退職した。この男性は、「家にいてもテレビを見るだけ。ずっと家にいたらすぐにボケると思って、外に出る決心をした」と話した。
この男性は、自宅付近にあるゲームセンターの常連となっていた。そのゲームセンターには同じ年くらいのお年寄りがたくさんおり、みんなスロットに夢中だった。お年寄りはコインを投入して、じっと当たりを待つ、バトルゲームが好きな若者とはまた違う姿である。