スピードスケートの世界スプリント選手権最終日は29日、カナダのカルガリーで行われ、女子5百メートルで中国の于静選手(26)が36秒94の世界新記録で金メダルに輝いた。ドイツのジェニー・ウォルフ選手が09年12月に樹立した37秒00を上回り、女子では初の36秒台となった。中国国営の「新華社通信」(電子版)が報じた。
続く1千メートルでも2位に食い込んだ于選手は、総合でも148.610ポイントを獲得し、初優勝も果たした。女子1千メートルのバンクーバー五輪金メダリストで前日世界新記録を樹立していたカナダのクリスティン・ネスビット選手は148.630ポイントで惜しくも2位に。3位には、149.700ポイントの中国の張虹選手が入った。
スピードスケートの女子500メートルは中国チームがこれまでも得意としてきた種目。1992年にフランスで開催されたアルベールビル五輪では、葉喬波選手がけがを抱えながら出場し、500メートルと1千メートルで銀メダルを獲得、冬季五輪でメダルを獲得した初の中国人選手となった。
「人民網日本語版」2012年1月31日