12月1日は世界エイズデーで、男性同性愛者のエイズ感染の危険性がまだ話題になっていた。それと同時に、かくれ男性同性愛者も徐々に注目されている。このグループには“既婚者”という共通項がある。同性愛の男性と結婚した“妻”がクローズアップされている。
ほとんどの“同性愛者の妻”は、恋愛、結婚時には自分のパートナーが同性愛者だと知らない。“同性愛者の妻”が婚姻関係から開放されること、そして未婚女性の同性愛男性との結婚を防止という二つが、“同性愛者の妻の会”の目標となっている。
2011年11月下旬、中国ではじめてできた同性愛者の民間組織「同性愛友の会」による“同性愛者の妻”座談会が広州で開催された。多くの“同性愛者の妻”はだまされて結婚しており、夫は同性愛という事実の隠蔽と家を守るためだけに結婚している。「私たち“同性愛者の妻”の話しにもっと多くの家長たちに耳を傾けて欲しい。自分の子どもを愛してもいない人と結婚させることは、子ども自身を傷つけるだけでなく、罪のない他人も傷つけることになる。」広州“同性愛友の会”の呉幼堅理事長はこのように説明した。
“同性愛者の妻の家”のデータによれば、このサイトで登録し訴えがあった“同性愛者の妻”は1000人を超える。
1000万人を超える“同性愛者の妻”がエイズの危険に
公益組織の統計では、中国国内におよそ3000万人から5000万人の同性愛傾向がある人が存在し、これに伴い“同性愛者の妻(もしくは夫)”の人数も相当数いると思われる。なかでも、“同性愛者の妻”は1000万人以上と見られ、彼女たちはエイズ感染の危険性にさらされている。世間に知られることが難しいプライバシーの問題も徐々に公に注目を集めるようになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月2日