「今年も幸せでありますように!」新たな一年が始まり、このような願いを抱いている人も多いに違いない。みなさんは今、自分が幸せだと感じているだろうか?
1月31日、日本のあるサイトで、「日本国民幸福度調査報告」をテーマにした文章が掲載された。
その文章によると、日本は「幸福度指標」を定め、国民の幸福度を測っている。最近は調査結果をうけて、内閣府が「日本人の所得は増加しているが、幸福度は低い」とのコメントを発表した。
1.幸せの条件とは?
30代のある男性は大手金融機関で働いている。職場での地位は高く、収入も多い。将来は安泰で、きれいな彼女もいるという。
なんとも羨ましい限りだが、この男性は、「たまに優越感を感じることはあるが、幸せとは感じない」と悲観的に話した。
その後、この男性は仕事をやめ、ボランティアを始めた。ボランティアのためにお金をたくさん使ったが、まだ本当の満足感は得られていないそうだ。
2.どのような人が幸せか?
「大切なものや心から愛せるものをもっている人こそが幸せだ。」
ネットではこのような意見が多く出ていた。
ハンドルネーム「あんちゃん」
「彼女といるときに幸せを感じる。一生一緒にいたいし、それが実現すれば、もっと幸せ。今はそれに向かって頑張っているところで、そういう意味ではまだ幸せの基準には達していないのかもしれない。幸せの条件は彼女の愛かな。もっと詳しく言えば、自分が幸せと感じることが本当の幸せなんだと思う。」
ハンドルネーム「とりさん」
「毎日少しでもいいから、自分の目標に向かって頑張ること。やさしい女性に出会うこと。まずは自分以外に感情を注げる対象を見つけることが大切。最後に、仕事でも恋愛でも良い結果が出れば、すごくうれしい。最も幸せに感じるのはそのときかなと思う。」
ハンドルネーム「だんさん」
「金の有無、健康の良し悪しを問わず、今の生活に満足できていれば、幸せだといえる」
幸せはあなた次第
調査で分かったことは、多くの人が、「大切にする人や物があり、人からも愛されること」を幸せの前提だと答えた。
しかし、「幸せの条件」については、ほとんどの人が「人によって違う」と答えていた。
「金、地位、生活、これらは人と比べれば比べるほど不幸せになる。」これはブータンに伝わる金言である。中国にも同じようなことわざがある。
昨年、ブータン国王夫妻が日本を訪問し、日本人の注目を集めた。聞くところによると、ブータンは「国民幸福度」を非常に重視しており、実際に国民の幸福度は高い。経済が未発達なブータン人が幸せで、経済の発達した日本人が幸せを感じられないのはなぜなのか?
ここで一言、「ないものは見ずに、あるものをよく見るようにしよう。」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月1日