伝媒大の素顔受験、目的は貧富の格差回避

伝媒大の素顔受験、目的は貧富の格差回避。 伝媒大の素顔受験、目的は貧富の格差回避

タグ: アナウンサー,中国伝媒大学,受験生,素顔

発信時間: 2012-02-06 16:17:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

別の受験生は、受験までの数日間、仕事と休みが不規則だったので、顔に吹き出物ができてしまったという。しかし、コンシーラーで隠すまでもなかったので、そのブツブツが試験の成績に響くのではないかと恐れている。

多くの受験生は、面接会場で自分の最高の姿を見せるために、受験前に「苦しい時の神頼み」さながら、学校近くの美容院に駆け込んで美白エステを受ける、あるいは小顔マッサージに勤しんだ。同校芸術学部の「素肌受験」実施のおかげで、大学周辺の美容院は軒並み、売上増にホクホクだ。

▽貧富の格差回避が目的 素顔による面接試験はより公平

中国伝媒大学芸術系学部の学生募集要項には、アナウンサー芸術学部と映像芸術学部の受験生に対し、第2次試験を受験する際に「化粧をしてはならない」という条件がカッコ内の但し書で明記されている。

同大学放送アナウンス学院の魯景超院長は、「アナウンサー学部入試の条件に素顔での受験を加えた主な目的は、試験における公平性を高めることにある」と話した。

魯院長はさらに、「自分を少しでも良く見せようと、有名ブランド化粧品に多くのお金を注ぎこむ受験生がいる一方、化粧をするための条件に恵まれない人もいる。これでは、化粧をしないでテレビカメラの前に立つ受験生にとって公平な試験とは言えない。だが、実のところ、試験で重視するのは各人の能力で、決して見た目ではない」と続けた。

「人民網日本語版」2012年2月6日

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