日本の文化審議会は6日、政府が伝統的な日本料理を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に申請することを許可した。光明日報が報じた。
世界では現在、本国の食文化を無形文化遺産に申請する風潮が強まっている。スペイン、イタリア、ギリシャ、モロッコの4カ国による地中海料理、メキシコとトルコの伝統料理、フランスの美食術等が世界無形文化遺産に登録されている。日本は今回、日本料理と伝統的な食文化を結びつけ、申請書(草案)で和食を「自然を尊び、食事により家庭と集団の連携を強化する社会的習俗」と定義付けた。また日本料理の多くは新鮮かつ多彩な食材を美しく盛り付け、正月や田植えなどの伝統行事と密接に関連している。日本は現在、歌舞伎や能楽等の20件が世界無形文化遺産に登録されており、その多くが伝統行事、舞台芸術、伝統工芸等の分野に集中している。
「人民網日本語版」2012年2月8日