日本新華僑報サイトによると、近年、中国の急速な経済成長によって、中国人は海外旅行をするチャンスが多くなっただけでなく、旅行先での買物に関しても、その力強い経済力が傑出しているという。隣国の日本にとって、これは当然目を見張る事態であるが、欧米諸国でも、中国人旅行客の巨大な「買物力」は話題を呼んでいる。
米商務局は近日、アジアの二大経済大国、中国と日本の旅行先での買物力に関する調査を行なった。
「旅行客のショッピング事情」に詳しいジャック・ジョーンズ氏は、ニューヨークで中国人旅行客のガイドを勤めており、「中国人は皆、本当に買物中毒だよ。同業者にいつも、この商品は中国語でなんて言うか聞かれるんだ」としみじみ話した。ジョーンズ氏は、中国人の買物力の凄まじさを身に染みて感じているアメリカ人の1人だ。
米商務局の上記調査のデータによると、2011年1月~11月、アメリカを訪れた中国人旅行客は2010年同期に比べ36%増加し、101万人に達した。またニューヨーク観光局は、中国人旅行客の1回のアメリカ旅行で使う費用は、一人当たり平均3300米ドルであり、日本人旅行客の実に2倍以上になることを明かした。中国人旅行客は特にブランド物を好んで買うため、ニューヨークの専門店はどこも中国語を話す店員がいる。
米観光関連管理機構は、「今、欧米の観光市場は中国人旅行客のおかげで熱狂しており、これはバブル期の日本を想起させる」と指摘している。欧米の旅行社は正に前途洋洋だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月17日