グローバル調査機関・仏IPSOSグループがこのほど、2011年世界幸福感調査結果を発表した。これによると、幸福感が最高だった国民はインドネシア人で、中国人の幸福感ランキングはかなり低く、全体の平均を下回った。
調査対象となったのは、世界24カ国に住む成人1万8687人で、「あなたはとても幸福ですか?」との問いに答えた。「とても幸福」と答えた人は全体で22%、中国人で「とても幸福」と答えた人は19%だった。国別で「とても幸福」と答えた人の割合がトップだったのはインドネシア(51%)、インドとメキシコが同率(43%)で続いた。先進国では、オーストラリアと米国が同率(28%)で第6位。
また、今回の調査によって、興味深い結果がいくつか明らかになった。既婚者の幸福感は総じて高く、「とても幸福」と答えた人は26%と、未婚者の18%を上回った。年齢別では若い人の幸福感が高く、35歳以下で「とても幸福」と答えた人は25%、50-64歳では19%にとどまった。過去数年の変化を見ると、世界の人々の幸福感はやや高まっており、2007年に20%だった「とても幸福」な人の割合は、2011年には22%に増えた。
「人民網日本語版」2012年2月17日