女子サッカーの四カ国リーグが19日重慶で閉幕し、中国の女子サッカーチームは最も手ごわいライバルである朝鮮チームと戦い、お互い一歩も譲らず引き分けに終わった。最終成績は、中国が1勝2引き分けの成績で、準優勝という結果に終わった。朝鮮は2勝1引き分けで優勝を勝ち取った。
メキシコチームの監督を務めるレオナルドは、中国チームに対し、「中国チームとの試合は厳しいものだった。中国チームはとても秀でている。チームワークも優れていて、積極的な攻めの姿勢で戦っており、パワーを感じた」と高評価している。レオナルドはまた、「この中国チームが好きだ」と話し、中国チームが再び世界のトップ争いに加わることを願っているという。しかし、「試合中に、特にパフォーマンスが印象に残った選手いなかった」とも指摘した。
韓国は今、チームを立て直して最中で、監督は崔仁哲(音訳)に代わってパク・ナムヨル(PARK Nam Yul)が就任し、今回参加したメンバーも70%が新たにチームに加わった選手で、40%が若手である。中国対韓国の試合結果は0対0の引き分けで、パク・ナムヨル監督は「この結果は不本意である」と述べている。パク・ナムヨル監督は「準備期間がもっとあれば、結果は違っていたはずである。今回の試合は完全な準備不足だったが、ベストは尽くした。ゴールを決められなかった事はとても残念だ。オリンピック予選以降、十分に試合をすることができず、今回の合同合宿も11日からしかできずに、完璧な状態で試合に臨めなかった」と話している。パク・ナムヨル監督の真意は明らかで、チームがもっと良い状態であれば、韓国が勝っていたはずだということである。
中国チームについて、パク・ナムヨル監督は「中国チームは準備万全だった。守りも攻めも悪くないし、若手選手も実力を発揮していた」と断言した。しかし、「アジアの女子サッカーのリーダーは日本であり、韓国もいつの日か必ず、なでしこジャパンのワールドカップ優勝の奇跡を再現することができるはずだ」と話した。
朝鮮は四カ国リーグでは最も強いチームであり、オリンピックも視野に入れているため、ほぼ万全なコンディションで望んでいる。韓国を倒したあと、申義勤監督(音訳)は「優勝争いは中国と朝鮮の一騎打ちになるだろう」と話し、中国との試合で引き分けになると、「中国チームは様々な面で朝鮮に勝っている。データから見ても、中国はボールのコントロールにおいて、朝鮮よりも優れている。相手ゴールを脅かすことに関して言えば、朝鮮に負けている」と指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月20日