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19日午前、越秀公園正門脇の公衆トイレで、男子トイレで用を済ませて出てきた女子学生。数名の女子学生が、「女性に愛と関心を!まずはトイレから!」と呼びかける「男子トイレ占拠」劇を演じた。 |
「すみません、男子トイレをちょっと先に使わせて頂けませんか?女子トイレには長い列が延々と続いているので・・・」。19日午前11時ごろ、広州市越秀公園脇の無料公衆トイレで、数人の女子大生による「男子トイレ占拠」劇が演じられた。彼女らは、この占拠劇を演じることで、公衆トイレが男女不公平という問題を政府や世の男性達がもっと重視するよう働きかけ、トイレに女性が列を作って並ぶ現象がなくなるよう訴えた。広州日報が伝えた。
▽女子トイレは長蛇の列、一方男子トイレは空っぽ
今回の「男子トイレ占拠」劇の発案者は、女子大生の李麦子さん(仮名)。李さんは普段から公衆トイレに長い列ができていることに不満を持っていたが、友人との間でこのことが話題になり、多くの女性が「どうしようもない」と深いあきらめの気持ちを持っていることが分かった。
李さんは「表面的には、男女のトイレの数は同じで、男女平等が実現されているように見えます。しかし、生理的構造は男女では異なるため、トイレに入っている時間も男女でかなり違うことから、実際は平等とは言えません」と指摘した。
李さんはさらに、「女性が公衆トイレで長蛇の列を作ることがごく当たり前になっている現状をかんがみて、人々の麻痺した感覚を正常に戻し、社会や政府にこの問題をもっと重視するよう訴えるため、友達と相談して今回の『男子トイレ占拠」』をやろうと決めたのです」と続けた。
「人民網日本語版」2012年2月20日
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同時刻、同じ公衆トイレ(女性用)に長蛇の列を作る女性たち |