北京時間18日23時52分、劉翔は英国バーミンガムで開催中の英国室内陸上グランプリ、60メートルハードルでダイロン・ロブレスと再戦した。その結果、劉翔は7秒42のタイムで優勝し、自身が持つアジア記録を塗り替えた。ダイロン・ロブレスは7秒50のタイムで2位につけた。京華時報が報じた。
劉翔が大差で優勝を果たし、ライバル選手を感嘆させた。ダイロン・ロブレスとジェイソン・リチャードソンは、「劉翔は今でも最強のライバルだ」と述べた。
同グランプリの公式サイトは試合終了後、劉翔を大絶賛し、トルコで開催される世界室内選手権でも優勝するだろうと予想した。「劉翔は来月の世界選手権で最も注目を集める選手となった。劉翔は個人最高タイム、今年最高の成績を記録した。ラストスパートの際、劉翔は天を仰ぎスピードを緩めたほどだ」。英BBCは、「劉翔はライバルのダイロン・ロブレスを下し優勝を果たし、アジア記録を樹立した」と報じた。
ダイロン・ロブレスはスタートがやや遅れた。英メディアは、マドリード空港でのストライキが、キューバ出身のダイロン・ロブレスの休息を妨げたと報じた。「ダイロン・ロブレスは空港で数時間の滞在を余儀なくされ、バーミンガムに移動した」。ダイロン・ロブレスは劉翔の成績に言葉を失い、「彼は常に最強のライバルだ」と述べた。昨年の世界選手権王者のジェイソン・リチャードソンは、今回の大会に参加しなかったが、劉翔の成績に驚きを隠せなかった。「彼は常に穏やかで微笑を絶やさないのに、一撃で致命傷を与えることができる。まさにニンジャだ」
「人民網日本語版」2012年2月20日