「中日クリエイティブ産業促進連盟」が近日、北京で発足され、関係者によると「日本マンガ・映画の著作権を保護し、海賊版の製造を防ぐために、中国は既に著作権を直接購入し、専門サイトでのみ配信することを決定した」という。
中国国家版権局に属する中国版権保護センターが日本側との交渉及びネットの運営を管理する。サイトは夏には解説される予定だ。仮にこの政策が効果を発揮すれば、中国はアメリカ、韓国などとも同様の枠組みで話し合いを進める予定だ。
実際、日本のマンガは中国国内で、著作権の侵害に見舞われており、海賊版も氾濫している。近日、オンラインテレビサービスを提供しているPPTVが「ウルトラマン」や「クレヨンしんちゃん」を無断で放映したことにより、中国側の企業3社が訴えられるという事件があり、マンガ界・エンターテイメント界で大きな波紋を呼んだ。
これに対し、日本メディアでは、「中国は昨年から、文化体制の改革に取り掛かっており、映画・マンガなどのソフトパワーや文化産業の国際的な競争力を高めることを推進している」と報道。業界の知識人は、「著作権に対する認識の低さは中国の文化産業の促進を妨げる元凶となっている。中国政府は今、知的財産権の保護に関する法律の整備に努めている」と指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月27日