東日本大震災からまもなく1年が経とうとしている。東京電力福島第一原子力発電所上空の飛行禁止区域が半径20キロから3キロに縮小されたことから、共同通信の記者は26日、ヘリコプターから原発とその周辺を調査し、破壊された原子炉建屋と沿海部の津波後の惨状を確認した。
発電所の破壊された様子を初めて目にした記者は、再び震撼を覚えずにはいられなかった。4号機の原子炉建屋の廃墟には、黄色い格納容器の一部や、建屋の骨組みがむきだしになっているのがはっきりと見える。がれきと放射能により、作業回復は順調に進んでいないようだ。
飛行禁止区域の3キロ地点に近づいても、放射線測定器の針はすぐに動かず、発電所の北西部を旋回したときに毎時1.7~2.6マイクロシーベルトの間で動いただけだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月28日