2月29日は日本の「円満離婚の日」

2月29日は日本の「円満離婚の日」。 2月29日は4年に1度の特別な日だが、現在日本では離婚の「好日」になっている…

タグ: 離婚,離婚式,パーティ

発信時間: 2012-03-03 09:40:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中村獅童と竹内結子

2月29日は4年に1度の特別な日だが、現在日本では離婚の「好日」になっている。日本記念日協会は先ごろ、離婚式プロデューサーの寺井広樹氏の申請を受理し、この日を「円満離婚の日」にすることを正式決定した。 

日本では3月が離婚のピーク期である。日本記念日協会のホームページが、離婚記念日の由来を紹介している。「離婚数が最も多い3月の前日である2月29日を「円満離婚の日」としたのは、夫婦の関係と感情、結婚と離婚の本質について再度確認してほしいからです」。 

2009年4月、1980年代生まれの寺井青年は、ちょっと変わった離婚会社を東京で始めた。結婚式のように離婚式をプロデュースする会社だ。創業以来、同社では120組以上の離婚式を行ってきたという。離婚した夫婦を見てきた寺井氏は、離婚は決して消極的なものではなく、過去の感情に区切りをつけて新しい出発をするものだと感じている。 

日本の離婚率は長年高止まりしており、2分05秒に1組が離婚している計算となる。離婚式の市場が大きいわけだが、これもまた寺井氏が離婚会社発展の原動力となっている。 

今年の2月29日は最初の「円満離婚の日」。寺井氏は新宿区の陽運寺で離婚パーティを開催し、数十人が参加した。パーティは寺の本堂で行われ、参加者の過半数が離婚した夫婦と離婚を考えている夫婦だった。各々が自分の思いを発表し、各々がその意見を参考にしていた。 

離婚者と離婚希望者以外に、離婚した夫婦の子供たちも参加していた。これら子供たちはまだ結婚前の年頃だ。日本は単独親権制度であるため、離婚すると子供は父親か母親のいずれかを選ばなければならない。換言すれば、これは子供の権利を徹底的に剥奪するものである。もし両親のいずれかを選択すれば、一方には一生会えないかもしれないからだ。「小さいころ両親が離婚し、父親を選ばされたが、以来、母親とはそれっきり。今も母親の行方を知らない」と24歳の女性が記者に話してくれた。彼女は今も母親を探し続けている。 

離婚家庭の子供を支援する団体でボランティアをしている古市理奈さんは、憤懣やるかたない表情で記者に説明する。「日本は先進国なのに、親権制度に関しては非常に遅れている。単独親権制度で最もかわいそうなのは子供だ。両親のうち一方を奪われてしまうからだ。私がこの『円満離婚の日』のイベントに参加したのは、制度面で離婚が円満行えるようになるようアピールするためだ」。

内田有紀と吉岡秀隆

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月3日

 

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