中国で最も忙しい空港の一つ、北京首都国際空港には39人の女性管制官からなる管制グループがある。民用航空局華北空中交通管理局管制センターに所属する同グループは、航空機の離発着時の誘導や離陸許可、空港の安全な運行といった業務に携わる。2011年の首都国際空港の1日あたり最高離発着回数はのべ1777回に達し、ピーク時には1時間あたり106回と全国トップ、世界6位の頻度に達したが、女性管制官たちはその約半数の任務を担当している。特殊な状況が発生した際にも、彼女たちの忍耐強く細やかで、気配りの聞いた声が操縦士の気持ちを静めてきた。業務開始から3年あまり、彼女たちのプロ意識の高い業務態度と優れた指揮技能のサービスは「春運」(春節期間中の特別運行体制)や「両会」(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)、大型連休、悪天候などの特殊な状況下でも任務を達成し、事故ゼロ、ミスゼロを実現している。
「人民網日本語版」2012年3月7日