国営中国中央テレビ(CCTV)財経チャンネルで7日、「2011-2012 年CCTV経済生活大調査」の結果が発表された。中国紙、重慶晨報が伝えた。
▽中国人は「休暇病」を患っている?
毎朝6時に起床、バスや電車に飛び乗り職場に出勤、夜は8時を過ぎてようやく帰宅、週末も仕事・・・今では、このような生活が多くの出勤族にとってごく当たり前になっている。
CCTVの統計データによると、回答者の70%以上が、「自分が自由に使えるオフタイムは一日3時間未満」と答えた。このうち8%は、「忙しすぎてオフタイムなど皆無」としている。5時間以上オフタイムがある、十分に休める人は、全体の7%にも届かなかった。
では、その短く貴重なオフタイムに、彼らは何をして過ごしているのだろうか?年齢・性別・学歴の違いに関わらず、つまり「幸せ」の感じ方の違いに関係なく、中国国民の一番の息抜きは、「インターネット」と「テレビ」だった。
レジャー経済学関連研究において、「インターネット」と「テレビ」はいずれも、かなり「受動的」な部類に入る余暇活動とされる。研究者は、ある社会において、余暇活動が単一的で、このような「受動的」な余暇活動に人々が時間を費やすと、彼らの「オンタイム」の仕事効率にあまり良い影響が及ばず、それどころか、斬新的な考えが生まれる妨げをなり得ることを発見した。このような人々は、働いている時よりも休みの日に身体の調子が悪くなる「休暇病」を患っているとされる。
専門家は、「休暇病を防止するためには、適度な運動をすることや、休日の行動計画を立てることが大事だ。一日に12時間もパソコンやテレビの前に陣取っていてはいけない。散歩や球技などの運動をすることで、ソファー(カウチ)に座り込んだままジャガイモのように動かず、だらだらと長時間を過ごす『カウチポテト』族からの脱却を図る必要がある」と指摘した。