▽注目される「まあまあ人」
今年の典型的な国民生活の実態調査で、「自宅」が独特の役割を発揮している実態が明らかになった。CCTVは、「自宅」をこのなく愛する人を「まあまあ人」と位置づけた。
調査によると、「まあまあ人」は全体の42.85%を占めた。彼らに共通した特徴は、生活に対して感想を求められると、一様に「まあまあ」と答える点だ。また、個々の経済行為に関する程度選択質問には、ほとんどの「まあまあ人」が「普通(まあまあ)」と答えた。
「まあまあ人」とはどんな人なのだろうか?CCTVの説明によると、幸福も不幸も、「まあまあ人」には関係ないという。「まあまあ人」は結婚しており、世帯年収は2万から5万元、毎日1?3時間のオフタイムがあり、テレビとインターネットをこよなく愛し、読書はあまり好まない。ショッピング・健康・社交にも興味はない。今どきの言葉で言うと、「引きこもり」というやつだ。
とはいえ、「まあまあ人」の収入がアップすれば、彼らの消費額が上がる。経済活動に参加するキーパーソン群となり、さらには社会の安定を促進するキーパーソン群となる。
「まあまあ人」は、今年、自分の収入がアップすることはあり得ず、マイホームの問題に悩むことになると自覚している。資源環境、防災減災、文化体制改革、あるいは世間が注目するどんな事件についても関心がなく、物価の上昇と不動産抑制策に、彼らのほぼ全ての関心が注がれている。
「人民網日本語版」2012年3月9日