｢315晩会｣空前の大暴露 マクドナルドがブラックリストに
｢315晩会｣空前の大暴露 マクドナルドがブラックリストに。 昨晩、中央電視台（CCTV）が放送した、中国消費者権益保護法に基づき消費者の権利を守るという趣旨に基づいた番組「315晩会」が、マクドナルドの厨房の様子を「暴露」し、消費者を驚かせた…
タグ： 消費者,権益,マクドナルド
昨晩、中央電視台（CCTV）が放送した、中国消費者権益保護法に基づき消費者の権利を守るという趣旨に基づいた番組「315晩会」が、マクドナルドの厨房の様子を「暴露」し、消費者を驚かせた。同社の「品質参考マニュアル」では、レタス、きゅうり、チーズの作業台での保存時間は2時間であり、揚げたあとのフライドポテトの保存時間は7分であると定められており、肉加工品についても調理後、保温容器に入れた後の保存時間はそれぞれ異なる。
細かい保存期間の規定は、マクドナルドが提供する商品の外観、食感、衛生的な品質を保証するものであるが、実際の現場の状況はどのようなものだろうか。
北京三里屯地区のマックを見てみると、肉加工品は焼き・揚げ調理されたあと、別々の保温容器に保存され、同時に保温容器のタイマーが押される。タイマーのアラームが鳴った後は、つまり保温容器の食品の賞味期限は既に過ぎ、廃棄処分しなければならないことを示す。しかし、保温容器のタイマーのアラームが4つとも鳴った後でも、店員は保存されている肉加工品を廃棄することなく、驚いたことに再度タイマーを戻したのだ。つまりは保存期間を勝手に延長したことになる。
既に4時間以上保存されているチーズが乾燥し、硬くなり、色も変色していることに覆面記者は気付いた。しかし、店員は依然、そのチーズで朝食セットのチーズバーガーを作っている。また、22時20分に賞味期限が過ぎる「おいもパイ」は、店員がペンであっさり書き換えることで、賞味期限が1時間も延びて23時20分になっていた。またある時は、デザートのパイの包装を丸ごと新しいものに交換し、賞味期限を書き換えて販売することもあった。店員は取材に対し、「油で揚げれば殺菌できるし、問題はない」と答えた。既に賞味期限を二日も過ぎている食品に対しても、マックの店員は「まだまだ使える」という。
これに対し、昨晩22時20分、マクドナルド社は記者にメールで「中央電視台の『315晩会』が報道した、マクドナルド北京三里屯店がルールに従わず、衛生管理の規定を違反していたことに対し、マクドナルド中国は非常に重要な問題であると認識している。我々は直ちに本格的な調査を行い、厳正に対応し、消費者への謝罪の気持ちを行動に移したいと考えている」と伝えた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2012年3月16日
関連ニュース：
コメント数:0最新コメント
一覧同コラムの最新記事
