河南省鄭州市花園路国貿360広場にある外資スーパー・カルフールで販売されている11.98元の柴鶏(在来種のニワトリ)と6.98元の一般の丸鶏は、価格が2倍近く違うほか外見は大差がない。午後3時、買い物客が少ないこの時間を狙って、スーパーの食肉担当スタッフは商品の補充をした。その時、驚くべきことが発覚した。
同じ袋から取り出した鶏肉を、スタッフが2つに分ける並べ始めた。スーパーの課長ははっきりと「ニワトリをどう分けるかは私たちの思うままだ」といった。
生鮮食肉エリアでは、肉類のパックにラベルが貼られている。夜7時、記者は砂ぎも1パックを購入、ハサミですべての砂ぎもに目印として小さい切れ目を3カ所ずつつけた。その後、カルフールに戻り、この目印がある砂ぎもをコンテナに放置。翌日、カルフールが営業開始時に、記者は再び生鮮食肉エリアへ向かった。スタッフは記者に「この砂ぎもはすべて今日パック詰めしたもので、新鮮だ」と伝えた。記者はそこにあった4パックの砂ぎもをすべて買った。驚いたことに、すべてのパックをばらすと目印をつけた砂ぎもが3パックに分かれて入っていたのだ。
砂ぎも以外にも、毎晩、営業終了近くなると、スタッフは売れ残りの品質保証期間が数日残っている肉製品を再包装し、冷蔵庫に保存している。翌日、スタッフはこれらの肉を冷蔵庫から取り出し、再び包装日期ラベルをつける。しかも一部、品質保証期間が比較的に長いマトンの薄切りなど冷凍製品はスタッフが数日ごとに新しい包装とラベルに更新しているという。
すぐに取材したところ、昨夜、カルフール中国の広報責任者と連絡がとれず、秘書に伝言で取材申し入れをした。その後、カルフールはミニブログで「カルフールは中央テレビ局の番組・315晩会で報道された「鄭州市花園路店の生鮮食品規則違反問題」を非常に重く受けとめ、ここに消費者に対し心からお詫び申し上げます。当社はすぐに調査を行い、厳しく処分する予定です。」と発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月16日
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