ドラえもんといえば、みんなよくしっているように、青い体で大きな頭に耳がなく、ドラ焼きが好きでネズミを怖がり、様々な道具を出せるポケットを持っている。
しかし、作者の最初の設定では、ドラえもんの体は黄色だった。その後、マンガの中でドラえもんの耳はねずみにかまれて落とされたため、3日3晩泣き続け体の電気めっきの黄色い色が洗い流れてしまい、青い下地色が出てきたというストーリーが設定されている。
ドラえもんが黄色から青くなった理由は、ただ作者の思い付きだったのだろうか?実は、それだけではない。藤子・F・不二雄の説明によると、このころ「ドラえもん」を連載していたマンガ雑誌「少年SUNDAY」の背景色が黄色で、タイトルによく赤文字が採用されたため、ドラえもんの体の色を3元色の1つの青に変えたといっている。
そのほか、ドラえもんの耳がない設定の理由は、作者がドラえもんを巨大な力を持つ普通のネコとみられることを望まなかったからだという。しかしどのようにいったとしても、この耳がない青いロボットネコは、今、すでに人々に愛されるクラシックなイメージとなっている。作者の心配はもう完全に必要がないようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月23日