中国の葬儀埋葬・お墓文化 短期間での変化は難しい

中国の葬儀埋葬・お墓文化 短期間での変化は難しい。 儒教の伝統によって、「孝」を重んじる国として、中国人は葬式埋葬やお墓を非常に重視する…

タグ: 葬式

発信時間: 2012-04-01 10:40:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

儒教の伝統によって、「孝」を重んじる国として、中国人は葬式埋葬やお墓を非常に重視する。人々にとって、お墓の大小や仕様は死者に対する敬意を示すものである。華東師範大学長江流域発展研究院常務副院長である徐長楽氏によると、お墓は中国の埋葬文化において、短期間では何にも取って代われない重要性を持っている。お墓の「硬直的需要」は大きく、柔軟性はほぼ存在しない。また、都市化の進展に伴い、墓地の資源量も益々緊迫している。

報道によると、上海の共同墓地の占有率は既に70%を超え、増加し続ける死亡者数に対し、埋葬する場所がないという危機的状況が発生している。上海市民政局葬儀埋葬・墓地管理局呂春玲局長によると、上海の墓地計画の経営用地は7000ムー以上で、まだ未着手の土地はたった2000ムーほどしか残っていない。呂局長によると、上海は30年あまりの間、埋葬地の効率的な使用に多大な力を注いできた。その結果、約150~200ムーの土地の節約に成功し、ここ2,3年の埋葬は「80・19・1」という数値で総括できる。即ち、新たな埋葬のうち土葬は80%(墓碑を立てるかわりに樹木を植える樹葬・花葬などを含む)、骨壷を高層建築の安置室に納める「塔葬」や骨壷を壁に埋めこむ「壁葬」などが19%、海に散骨する「海葬」が1%となっている。土葬以外は墓地の節約になる。「十二・五」期間中、上海は墓地の効率的な使用を更に強化し、埋葬方式を「70・28・2」にすることを目指している。墓地を節約する埋葬の増加幅は顕著である。「土葬」に関しては、年々節約する墓地の割合の拡大に努め、0.6平方メートル以下のミクロ型のお墓の購入を奨励している。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月1日

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