日本の若者が引きこもる本当の理由

日本の若者が引きこもる本当の理由。 近年、日本の若者は車を買わず、コンパにも参加せず、旅行にも行かなくなっている…

タグ: 日本,若者,パソコン

発信時間: 2012-04-13 09:04:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

近年、日本の若者は車を買わず、コンパにも参加せず、旅行にも行かなくなっている。内にこもってばかりなのだ。どうして若者たちは、このようなライフスタイルを選択するようになったのか。あるサイトでは、多くのネットユーザーが自分の見解を発表している。 

「引きこもり」にまつわる議論は、ネットユーザーのyohnedaさんの質問が発端である。彼は最近の若者が車を買いたがらず、酒にも行かなくなった理由として、「経済の不況による収入減」と「趣味の多様化」などを挙げている。 

しかし車を買わないのは「交通機関の発達した大都市に限られた現象」だと指摘する人もいる。農村部に住むrojo131さんは、「実家に住む多くの人は自分の車を持っている。だから若者が車を買わなくなったというのは高級車を買わなくなったという意味だろう。車を足代わりに使っている人にとって、軽自動車や中古車で十分だ」と言う。もし高級車を買わない人々も「車を買わなくなった人々」に入れるのならば、車を買わない理由を「車を買う必要がない」と「車を買いたくても買えない」という2項目に分けるべきである。 

一方、若者がお酒を飲みに行かなくなった理由として、多くのネットユーザーは「お酒を介したコミュニケーションが希薄になった」ためと考えている。その中の一人は、「昔は『朝まで飲もう』といった感覚で、膝を交えて腹を割って話すという習慣があった。しかし今は人間関係が淡泊になっており、親友も少なくなった。だからお酒を飲む機会も減ってきたのだ」と解説している。またある人は、「もし居酒屋で酒を飲むお金があったら、自分のために使いたい」と言う。 

このように見ると、若者が車を買わない、酒を飲まないというのは、yohnedaさんの言う通り、原因の多くが「経済状況の悪化」と「趣味の多様化」にあるように見える。 

しかし、ネットユーザーの議論を見ていると、若者が引きこもるのには共通した理由があるのが分かる。それは「パソコンの普及」である。Turbokaiさんは、「パソコンさえあれば、簡単に一日暇つぶしができる。ネットでショッピングやゲームもできるし、チャットもできる。家の外に出ずに何でもできる。だから徐々に家に籠るようになり、旅行などにも興味がなくなる。このような考え方は強引かもしれないが、パソコンの出現が若者の引きこもりを増やした最大の原因だと思う」と述べている。 

上記の見方以外に、若者がこのような状況になった理由として、悪い意味で両親からの影響があるとする人がいる。「父親が車や酒、スポーツ(特にゴルフと野球)が好きだったイメージがあって、それが普通すぎて全然かっこよくなかった。だからこれらについて全く興味が湧かなかった。無意識で『親父みたいにはなるな』と戒めてきたような気がする」。こう見ると、上の世代のイメージが若者の車・酒離れの大きな要因ともいえる。もし本当にそうならば、今の若者の子供の世代になると、親に反抗して車や酒、旅行が好きになる?

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月13日

 

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