エステは、皮膚のエステなどを含むサービスであり、消費者にも馴染みの深いものである。特徴としては、メスを使わず、注射もしないことだ。医薬品や医療器具の使用もできず、手術などもってのほかである。
各メディアが報じている10年で20万人が美容整形によって容貌を損なわれたと言うニュースは実に疑わしいものである。この数字はどのようにして導き出されたのか、信用できるものなのだろうか。メディアでも具体的に美容医療なのかエステなのかはっきり述べられていない。
懲罰措置
このことに関する懲罰措置について趙氏は「まずは美容整形業界の誇大・偽り広告の問題である。今では多くの人がネットを通して美容整形やエステの情報を得る。関連部門は厳重に管理を行なうべきである」と指摘した。
また、各種の繁雑な美容整形の情報の中で、関連する監督・管理機関或いは業界協会は、権威的な信頼できる情報を提供するべきであり、正規の美容整形機関や資格がある優秀な医師などをピックアップし、人々がいつでも問い合わせられるような体制を作るべきである。
そして、関連部門はエステ業界の混乱した状況が美容医療業界に及ぼす悪影響に注視すべきである。国家の監督・管理体制において、美容医療機関は衛生行政部門が管轄しているのに対し、エステは工商行政部門が管理している。このシステムが、エステ専門店が頻繁に監視の目をくぐって営業を行なう状況を作っている。これらの問題において、衛生部門と工商部門が連携して法を執行することが極めて重要である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年4月13日