エステ・痩身サロンの多くは、美容整形手術も取り扱っている店が多い。女性ネットユーザ「紅粉宝宝」さんは、16歳の時から、この類の整形手術を受けてきた。400万元(約5千万円)以上を費やして200回以上の手術を受けた彼女は、傷による痛みに耐えず苦しむことになった。国際婦人デーの8日、彼女はちゃんとした病院で検査を受け、「元の自分に戻る」ことを希望した。しかし、レントゲン撮影検査の結果、彼女の骨組織の一部が美容整形の「注入物」によって浸食されており、元に戻ることはないことが判明した。中国紙、揚子晩報が伝えた。
▽美容整形手術の失敗で修復手術が癖に
ネットユーザー仲間から「美容整形フリーク」と呼ばれる「紅粉宝宝」さんは8日、「200数回の美容整形手術」は、厳密な意味では、より美しくなることを目指して行われたのではなく、失敗を修復することを目的に繰り返された事実を明らかにした。「手術の結果に満足できない場合は、修復する以外に方法がないのです」と話す彼女は、16歳の時にサロンで二重瞼にする手術を受けたのが最初だった。 「その後、目はだんだんと細くなり、二重の線が長くもたないことがやっと分かりました。もうすこしで瞼を切開するところでした」と話した。
南京医科大学附属友誼整形外科医院(南医大友誼医院)の専門家は、検査の結果、「紅粉宝宝」さんは、頭の上から足先まで、全身あらゆるところを整形していることに気づいた。ポピュラーな二重瞼、睫毛、鼻、唇、脂肪吸引、豊胸、隆鼻以外にも、こめかみのつぼ、鼻と唇の間の溝など、特別な部分もいじっていた。専門家は、「20歳の若い女性が、どうして皮膚のリフトアップなどをやったのでしょう」と首をかしげる。最も残念なことは、「紅粉宝宝」さんは、手術を受けるたびに、その結果に不満を感じたことだ。目と胸だけでも、約20回近くの修正手術を繰り返した。