江蘇省南菁高級中学の高校3年生の英語のテストに、ネット流行語が登場した。生徒の間では「意外である」とする声が広まっているが、受験を控えた高校3年生の生活に彩りを添えたとする声もあがった。12日に同校から得られた情報によると、学校側はテストを作成した教師のオリジナリティーに対して、十分に理解かつ支持しているという。揚子晩報が報じた。
解答用紙には、「希望を持てば幸せが訪れる、夢を持てばチャンスが訪れる、英語を忘れなければ高得点が得られる」、「胃の中に収めた食べ物、心に秘めた夢、脳に詰め込んだ英語、この3つは他人に盗まれることはない」といった激励の言葉や、趣あるネット流行語が書かれていた。
ある生徒は、「解答用紙を見て驚きました。間違った用紙を配布したのではないか、印刷の際に誰かがいたずらをしたのではないか、と疑いました。真面目な英語のテストに、どうしてこんな非主流とされている言葉が出てくるのかと。解答用紙が配られると、私たちは動揺しましたが、すぐに落ち着きを取り戻し、自分の目に間違いがないことを確かめました」と語った。
生徒らはこの斬新な激励に対して、「すばらしい」、「お茶目な先生たちだ」、「先生もぼくらと同じく、重苦しい日々の中に快楽を見つけようとしている」とコメントした。ある生徒は、「今年の先生たちはユーモアがあり、生徒との距離がグッと縮まった」と述べた。
出題者の呉紅芬さんは、「これまでは解答用紙に名言を載せ、学生のやる気を刺激していました。今回ネット流行語を真面目な解答用紙に載せた本来の目的は、学生にリラックスしてもらい、充実した精神で高校3年生の受験シーズンを過ごしてもらうことです」と説明した。
この取り組みからは良い結果が得られた。ある生徒は、「緊張感がなくなり、リラックスして解答でき、自分の力を発揮することができました」と語った。
「人民網日本語版」2012年4月13日