写真は成都の歴史文化街区「寛窄巷子」の「信頼ステーション」の前を通る2人の観光客(19日撮影)。成都の歴史文化街区「寛窄巷子」には店員がいない商店「信頼ステーション」がある。この店はたった一つのカウンターの上に様々な工芸品が並べられており、気に入った観光客は定価を箱に入れて購入して持ち帰ることができる。「信頼ステーション」は「寛窄巷子」のコミュニティーが設置したもので、並べられた商品はいずれも近くの店が無料て提供したものだ。コミュニティーの関係者によると、「信頼ステーション」の毎日の売上は全て雅安の山間地区の希望小学校の貧困家庭児童や留守児童(両親が出稼ぎで地元を離れ、祖父母などの家で養育されている子供)の生活費として寄付されるもので、これまでに5千元以上が集まった。寄付金は商品の総額を上回るという。カウンターに書かれた「売上は全て支援を必要とする人に寄付します」という文字を見て、お金だけ入れて商品を受け取らずに立ち去る人が多いという。