▽天才女子高生は「塾には1度も通ったことがない」
朱さんは「申し込みをする時、自分の個性などを全面的にアピールし、試験官に生き生きした自分を見てもらわなければならない。自分がどれほど苦労して勉強して優秀な成績を収めるようになったかなどばかり強調する必要はない」とはきはき語った。時折、ネット用語などを織り交ぜながら応えるその口調に、朱さんが取材に応える姿を見守っていた多くの後輩や保護者からは笑い声が漏れていた。
同校の普通科の文系に通う朱さんは、国際科で学ぶ同級生に比べると留学することはそんなに簡単なことではなく、ましてこのような「快挙」を成し遂げるのは至難の業だ。
さらに「学校の授業以外には、これまで1度も塾なに通ったことはない」という朱さんの言葉には脱帽させられた。留学のための試験を受けることを決めてからも、学校の授業以外はすべて独学といい、英語圏の大学へ留学希望者を対象とした英語能力測定テスト「TOEFL(トーフル)」では114点(120点満点)、米国の大学進学適性試験「SAT」では2380点(2400点満点)とほぼ満点を連発、試験官をうならせた。