中国男子陸上ハードルの劉翔選手が4日、国際陸上競技連盟公認の陸上競技会「セイコーゴールデングランプリ川崎」に出場するため訪日する。今大会は、劉翔選手にとって今シーズン初の屋外試合となる。孫海平コーチは、「ライバルが誰一人として出場しないため、優勝に対するプレッシャーがそれほど大きくない今回の大会は、劉翔選手にとって練習的な意味合いが強い」とコメントした。北京の地元紙・新京報が伝えた。
劉翔選手が出場する男子110メートル障害は、6日午後に行われる。これは彼にとって、今シーズン初の屋外試合となる。国際陸上競技連盟が発表した出場選手名簿には、北京五輪金メダリストのダイロン・ロブレス選手(米国)や名ハードラーのデイビット・オリバー選手(米国)の名前はない。このため、劉翔選手が優勝する可能性はますます高い。
孫海平コーチは「劉翔選手にとって、今回のグランプリ川崎は、ロンドン五輪前の練習試合にすぎない。特に記録更新を狙っている訳ではないが、彼は、ロンドン五輪を控えた今シーズンの最初の屋外試合で優勝を手にしたいと思っている。優勝すれば、オリンピックに向けての自信がさらに高まるに違いない」と話した。
劉翔選手ら一行は4日、上海から日本に向かう。グランプリ川崎が終わると、劉翔選手は上海に戻り、今月19日に開催されるダイヤモンドリーグ戦上海大会に向けて調整に入る。この大会には、強敵オリバー選手が出場する予定。
「人民網日本語版」2012年5月4日