栄養溢れる「海ブドウ」
「植物界のキャビア」
地理的条件から沖縄県民の生活習慣は日本本土と大きな違いという特色を持つ。日本本土の人はブタの内臓や頭、足は食べないことが多いが、沖縄ではブタを頭から足まで食べる。これもあって沖縄県民の寿命は日本で最も長寿だ。すばらしい環境のほかに、最も重要なのは飲食習慣である。沖縄には現地の有名な美食がある。海ブドウもその中の1つである。海ブドウは海藻の一種で、20℃前後の汚染されていないの海水の中でしか成長できない、沖縄で人気のある特産物である。栄養が豊富であるため、「植物界のキャビア」とも呼ばれる。しかし、海ブドウは味がないので、地元の人は果実酢で味付けして食べるのを好む。
沖縄方言ではよく「食べ物」を「薬」と呼ぶ。体によい働きをする薬のような食事というの意味である。沖縄人によると、世界の植物は毒があるものを除き、すべて薬草とすることができるという。ブタの足、ブタの耳の料理は沖縄の特産だ。多くの日本本土からの観光客は「恐い」といいつつ、煮たブタの頭を贈り物として買う。
「さんぴん茶」
大部分の日本人が抹茶が好きだが、沖縄の茶道は琉球王朝の伝統を踏襲し、腎臓に効果のある「さんぴん茶」を飲む。ジャスミン茶のほかに、沖縄人は好みにより黒豆、ダイズ、ハルウコン、ニガウリなどを入れる。