中国気象局「ミニブログが有用な気象情報源に」

中国気象局「ミニブログが有用な気象情報源に」。 今年5月12日は、中国で4回目の「防災減災デー」にあたる。今年のテーマは、「防災減災文化を広め、防災減災害意識を高める」。5月7日から13日は、防災減災PRウィークとなっている…

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発信時間: 2012-05-11 15:59:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国気象局の許小峰副局長は10日、「中国では、自然災害全体のうち、気象災害が約70%を占めている。地球規模の気候変動が生じるなか、異常気象が発生する確率は上昇の一途をたどり、正常範囲を超え、予測不可能な規模で、突発的に気象災害が発生するケースが目立ち、そのリスクは日を追って高まっている。これに反し、気象災害予防に対する国民の意識はまだ十分とは言えず、基本的な常識さえ知らない人もいる」と述べた。人民日報が伝えた。

今年5月12日は、中国で4回目の「防災減災デー」にあたる。今年のテーマは、「防災減災文化を広め、防災減災害意識を高める」。5月7日から13日は、防災減災PRウィークとなっている。

許副局長は、「中国は、世界でも気候変動が最も著しい国のひとつであり、異常気象の発生率は高まる一方となっている。正常範囲を超え、予測不可能な規模で、突発的に気象災害が発生するケースが目立ち、そのリスクは日を追って高まっている」と指摘。気候変動の影響が最も顕著に現れる気象災害は、洪水と干ばつだ。降水量の分布不均衡や異常な気温変動などが、洪水や干ばつなどの災害の頻発を招く。

中国全土の70%以上、全人口の50%以上、工業・農業地域と都市の80%で毎年、程度の差はあるものの、気象災害による被害や影響を受けている。台風、暴雨、干ばつ、砂嵐、落雷、雹など重大気象災害によって影響を受けた国民は延べ4億人に達した。

許副局長は、「国家・省級気象部門は2009年以降、微博(ミニブログ=中国版ツイッター)に公式アカウントを次々と開通している。昨年末の時点で、省級気象部門政府のミニブログは41、全国気象ミニブログのフォロワー数は計700万人を超えた。ミニブログは今では、国民にとって非常に役立つ気象情報源となった」と話した。

昨年末の時点で、気象情報を配信する携帯電話ショートメッセージサービス(SNS)の登録ユーザー数は約1億3千万人。増水期、全国の気象部門は1日あたり100万の気象関連ショートメッセージを水害予防担当職員から無料で配信している。2011年、携帯電話で早期警報ショートメッセージを受信した人は、全国で延べ約40億人に達した。

「人民網日本語版」2012年5月11日

 

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