中国駐日本大阪総領事館は15日、広島県福山市のホテルで13日に発生した火災による7人の死亡者のうち、4人が中国人であることを確認した。新華社が伝えた。
中国駐日本大阪総領事館領僑室の趙大為室長は、「広島県警から受けた連絡によると、火災により死亡した4人の中国人(男性2人、女性2人)は、江蘇省と四川省からの研修生であった。総領事館は現場に職員を派遣し、事後処理に当たっている」と述べた。
13日午前7時頃、広島県福山市西桜町に位置するホテル「プリンス」で火災が発生した。3階建ての同ホテルから煙が出ているのを見つけた通行人が、警察に通報した。消防隊は現場に駆けつけると、10人の宿泊客を病院に搬送し、緊急治療を行った。うち7人が死亡し、3人が重軽傷を負っている。7人の死亡者のうち、男性は3人、女性は4人だった。
報道によると、火災発生当時、同ホテルには約20人の宿泊客がいたという。消防隊員は2時間後に消火を終えたが、2・3階部分がほぼ全焼した。
「人民網日本語版」2012年5月16日