大学生はオンラインゲームを愛好する人たちだが、支出を最も嫌う人々でもある。このほどオンラインゲーム「緑色征途」のサイトに発表されたグリーンゲーム利用者の調査報告によると、グリーンゲーム利用者の中心は大学生で、全体の35.18%を占めるが、消費の割合は各層の中で最も低く、生活費のうち7%しかゲームに支出していないという。「北京晨報」が伝えた。
グリーンゲームの定義はまだ確立していないが、おおまかにいえば健康的、無害で未成年と関わりの薄いゲームを指す。同調査によると、学生はグリーンゲームの中核を占める層であり、18歳から22歳が全体の35%を占める。会社勤めをする社会人は約29%を占め、自由業の人が27%を占め、その他が8%を占めた。
ある統計によると、中国の大学生は現在2308万5千人に達し、今年の卒業生は608万2千人に上る。昨年のオンラインゲーム利用者は1億6千万人を突破し、20-30歳が主流で全体の約85%を占めた。うち25歳以下の割合が最も高く、オンラインゲーム界の主流となった。職業構成をみると、大学生が18%で3位だった。
大学生はゲームをする時間はあるが、支払い能力は低い。大学生では毎月支出ゼロでゲームをするという人が38.5%に上り、支出100元以下の人は41.5%で、生活費に占めるゲーム支出の割合は7%にとどまる。注目すべきは、ゲーム消費が少ない層ほどゲームの品質に対する要求が高いことで、58%が「公平で、設備や経験を必要としないで遊べる」ゲーム環境を選ぶという。
「人民網日本語版」2012年5月23日