上海の多くの動物愛好家が昨夜、霊石路725号の彭浦鎮派出所に集まり、猫を虐待した女性について訴えた。問題の女性は何年にもわたって子猫をひきとっては虐待しているという。警察に通報があり、女性は先ごろ警察に処分がゆだねられた。
この女性は40歳前後の上海住民だ。インターネット利用者が公開した動画によると、数十人の動物愛好家が昨夜、雨の中を彭浦鎮派出所に赴き、問題の女性が猫を虐待していると訴えた。愛好家が提示した写真によると、可愛い子猫が女性にひきとられた後、虐待されて悲惨な死を迎えている様子が写っていたという。またあるホワイトカラーの女性の猫2匹は2週間前にこの女性に引き取られたが、猫が虐待されていることを知って取り戻そうとしたところ、問題の女性に顔を殴られたという。
動物シェルターの関係者は「自分の生活を切りつめても動物を助け、引き取ってくれた人に餌などを提供している。野良猫がみんな家を見つけられるように望んでいる。猫が虐待されて殺されるのは見たくない」と語る。また多くの市民が関心を寄せ、この暖かさの欠けた社会で犬や猫はペットであるだけでなく友人だと語り、悪質な動物虐待行為に対して警察や社会が制裁を与えることを希望している。
問題の女性は愛好家たちの非難を受けて、派出所に出頭して保護を求めた。
現在、ペットの飼育に関しては関連の法規や手続きが存在せず、政策面では関連の保護法などで飼い主の遺棄などの行為を拘束することができない。遺棄された動物の引き取りはいずれもボランティアの行動を頼りとしている。上海のある動物愛護団体の関係者は、動物の引取りの際には身分証のコピーを残し、ペットを保護するために協定を結ぶのが望ましいとしている。「北方網」が伝えた。
「人民網日本語版」2012年5月25日